ムフフ~のランチ 後編

いらっしゃいませ~
こりずにおいでいただきましてありがとうございます。

前回はお店に入るまでの、艱難辛苦を書きなぐったような気がいたしますが。

今回はやっとの思いでお店に入ってからの「ムフフ~」の体験までを、つまびらかにしていきたいと思います。

まずはこちらをご覧あれ


ドーンとでました、これこれ え~~となんていうんでしたっけ この三段重ね。

あ そうそうケーキスタンド、こんなんに乗っているの間近で初めて見ました。 「こんなの食べる(食べれる)人いるんだぁ」って

写真が残念でピンが甘いんですがケーキはもっとあまいと思います。

エット先にお断りいたしますが、これは私のテーブルではなくお隣のお姉さま方の席です。

話を戻して私の注文はというと


食いかけで申し訳ありません、お腹がすいていたのと、お店で食べてる興奮との相乗効果で料理が運ばれてきた途端に、無意識にナイフとフォークを持ちガバガバと食べ始めてしまいました。

まぁね 表向きの言い訳はちゃんと用意してありまして、注文した料理がスフレでしたので、その断面をお見せしたかったということにしといてください。

まずはこの料理をやっつけてしまって、(いえいえ上品に)いただきまして、ふと隣をみるとお嬢様方は一番下のサンドウィッチをひとつ食べ始めたところです。

エエエ~~こいつらなにしとんねん、いえいえお上品に「お二人はお腹がすいてないのでしょうか」

「オラァ~食わんのなら代わりに食ってやろうか」、という心の叫びを胸にしまいこみ、空になった皿のソースを舐めたい衝動も抑え、料理の余韻に浸っておりました。

もともと語彙の少ない私ですのでここで口にできる言葉は「おいしかった」か「うまかった」だけですが、ほんとうにおいしかったです。

ふと我に返りここはケーキ屋さんだったことを思い出しました。

(ジュル←よだれの音) ケーキも食いたいとおもい隣の席をみるとナイフもフォークも置いたまま何やらにこやかに話しているのですがお上品なのか声が聞こえてきません。

二段目のケーキくれ、いや くださいともう少しで口に出そうになるのを無理やり抑え込み、にこやかに店員さんを呼びケーキのメニューをお願いしました。

つぎの瞬間 衝撃のひとこと 「ありません」

ン?売り切れ???そんなはずないあれだけあったんだから

動揺を隠しきれずつぎの言葉をよーーく聞いてみると

店員さんがいうには「食いたいケーキがあったらショーウィンドウで選べば持って行ってやる」ということでした

くどいようですが、あの値段の書いてないショウケースです、そこで選べって言われても何を基準に選べばいいんだ。

普段のわたしは食べたいとか欲しいという要求と値段のベストマッチを心がけています というより値段が大きなウエイトをしめています。

その大きな判断基準の値段が書いてない、メニュー表があれば値段がわかって選びやすいと、たかを括っていたわたしに大きな試練が与えられたのでした。

どうしよう、恥ずかしいけど片っ端から値段を聞いて選ぼうか、それとも一番シンプルで安そうなのを選択しようか、決断を迫られました。

よし 値段を聞こう  意を決してさらにマナジリヲ決しておもてのショウケースに向かいました、どうじに店員さんもケースの向こう側にスタンバイして、はからずも対峙する形になりました。

一瞬背筋に冷たいものが走りました、これでは声が届かない よしんば大声をだせば聞こえるでしょうが、ここは狭いアーケード、さらにお店に入ろうと何人かの人が行列を作っています。

そんなところで店員さんに大声で「ねぇちゃんこれなんぼ」って大阪のおっちゃんみたいに聞くことなんて絶対に無理。

値段のわからない物をエイヤッて決めなきゃならない、ショウケースのむこうには店員さんが「はよ決めんかいこのガキが」って表情をおくびにも出さすにこやかに待っております。

万事休す 進退ここに窮まりて選んだものがこちら・・・


アップル シナモン ウオールナット ティー ケーキとバニラスライスです。

なぜこれを と聞かれると返事に困ります。バニラスライスは明確な理由があってのことですが、ウォールナットはなんとなくとしか言いようがありません。

右の上段にあったので、目につき易いのと指が差しやすかったんだとおもいます。

ほんとうは一つにしたかったんだけど「毒食わば皿まで」のたとえどおりやけくそになって食っちゃえ食っちゃえの悪魔のささやきに耐え切れなかったと思われます。

それと一見めちゃめちゃ高そうには見えなかったことも重要なポイントでした。

そんで結論はと言うと もう 目がうつろ 気もそぞろ 心は宙に舞い 足は地に着かず  もうキリがないからやめますが

美味い 美味しいの繰り返しで一晩語りつくしたような感じでした。

この瞬間が本日の冒頭の「ムフフ~」の瞬間でした。

最高のしあわせを感じつつお隣のお姉様方をみると、にこやかに語り合いつつやっと二個目のサンドウィッチに手を伸ばされたとこでした。

こちとらランチのスフレ食って、ケーキ二個も食ったっていうのにオメ~らは一口で食えるようなサンドウィッチ二個目かよ~~

生まれ育ちをとやかく言いたくないけど こうまで違うもんかいなと思い知らされました。

悲しき現実を突きつけられ 打ちひしがれながら このページを閉じようとしましたが、よく考えたら このお店のこと一言も書いていないことに気が付きました。

べつに宣伝するわけじゃありませんが、もしこれを読んで行ってみたいと思われる方のために ちょっと書き添えさせてください。

お店の名前は Hopetoun Tea Room

場所は Block Arcade でわかるとおもいます。

(名前のスペル間違ってるわけじゃありませんでこのまま検索してください。)

以上です。今日もここまでお読みくださいましてありがとうございました。

またの機会にお目にかかれることを期待しつつ、このページを閉じたいと思います。

ごきげんよう! さようなら。 See You.

 


 

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